(香くんと露店街を歩いていると、店員さんがセールストークを仕掛けて来た。)


いや、遠慮しとく的な。

「你们真是天生一对
您想购买结婚护身符吗?」


耳心地のいい言葉で買うと思わないでほしいんですけど。
そういうんじゃないし。

……半額なら買う。


(そう文句を言いつつも何かを手に取った香くん。


何を言われたのかはよく分からないが、その後いつもよりちょっと機嫌良さげに見えた。)

恋人に間違われる