ーー今日は何が食べたいあるか?
(いつものようにそう問うてくるにーには上機嫌で中華鍋を振るう。
美味しい炒飯をリクエストすればるんるんでキッチンに駆けていった。)
香「先生、すごい張り切ってる的な。
まぁあの人料理好きだし、〇〇も食べっぷりいいから仕方ないか。
最近帰りたい、って言わなくなったし心に余裕できたのかもね。」
(呆れと親愛の篭った瞳でにーにを見送る香くんは、ご飯ができるまで、と軽いキスを何度か落として抱きしめてきた。
慣れるとでかい猫みたいで割と微笑ましい。)
湾「あ!ズルいヨ香!
いっつも〇〇を独り占めしテー!」
コイツは俺のだから当然的な?
湾だってこの前〇〇と遊びに行ってたし。俺、知ってんだからね。
(きゃんきゃんと吠え合う二人もすっかり慣れた日常風景。
賑やかな彼らに囲まれて、今日も私は幸せだーー
そう自然に思うほどに刷り込まれてしまっている事からは、目を逸らすしかなかった。)
◯ちゃいにーずふぁみりー