ユーリ「チッ…」（超融合をデッキに戻す）

ユーリ「くっひ…ひひははっはははは！いいねぇ！面白いよぉ！サイコーだよおじさん！最初はスルーしようと思ってたけどおじさんとデュエルしてよかった！ここまでボクを楽しませてくれた人は今までいなかったからねぇ。そぉーう、あのユーゴだって…！このお礼はたっぷりさせてもらうよ。ボクのやり方で。ボクのターン！
手札から、捕食植物ﾌﾟﾚﾃﾞﾀｰ・ﾌﾟﾗﾝﾂテッポウリザードを召喚！永続魔法、種砲連射を発動！デッキからレベル4以下の捕食植物ﾌﾟﾚﾃﾞﾀｰ・ﾌﾟﾗﾝﾂコーディセップスを墓地へおくる。これにより相手プレイヤーに300ポイントのダメージを与え相手モンスターの攻撃力を600下げる」

＜デュエル描写省略＞

ユーリ「種砲連射が破壊された時、自分フィールドの捕食植物ﾌﾟﾚﾃﾞﾀｰ・ﾌﾟﾗﾝﾂ1体につき1枚、相手カードを破壊する
ボクが破壊するのはスカイ・マジシャンと魔術師の右手」

＜デュエル描写省略＞

ユーリ「甘いよおじさん！ボクは手札から永続魔法、《捕縛蔦城 ｱｲｳﾞｨ・ﾊﾞｲﾝﾄﾞ・ｷｬｯｽﾙ》を発動！これでアンタのフィールドに存在するすべてのカードの効果は無効になった。そうさ…モンスター効果も！マジックも！トラップも！ふっ…それだけじゃない。この永続魔法が発動している限り、アンタのモンスターは攻撃できないしこれから先ターンが来るたびにアンタはモンスター1体につき800ポイントのダメージを受けることになるんだ」

ユーリ「そんな状態になってもまだアンタのエンタメでなんとかできるとでも？じゃあやってみせてよ
ボクはこれでターンエンド！せっかく舞台を整えてあげたんだから、さっきより楽しませてよね。さぁ、エンタメデュエル第二幕のはじまりはじまりぃ〜！」

ユーリ「イェーイ！待ってましたぁ！見事抜け出しましたらご喝采ぃ！この瞬間！アンタは800ポイントのダメージを受ける！」

ユーリ「ボクの効果ダメージまでショーに使うってこと？」

（カン☆コーン）

ユーリ「バカな！？いったい、どうやって……」

＜デュエル描写省略＞

ユーリ「っ、くっそォ〜！」

＜デュエル描写省略＞

ユーリ「がぁっ！」（ダメージを受ける）

ユーリ「いくら攻撃力を上げたってセファロタスネイルはバトルでは破壊されない！」

＜デュエル描写省略＞

ユーリ「何！？」（モンスター効果を無効にされる）

ユーリ「うぁっ！！」（ダメージを受ける）

ユーリ「最初はちょっと面白いかと思ったけどなんかだんだん腹立ってきた」

遊勝「それは残念だな。私は是非、キミにも笑顔になってもらいたいと思っているんだが」

ユーリ「ま、なるけどね。最後はボクが絶対に勝つんだから。ボクのターン！ふっ、ほらきたきたぁ…やっぱりボクって引きが強い」

遊矢「どうせハッタリだ！アイツなんかに！父さんが敗けるわけなんかない！」

ユーリ「あれぇ？キミはボクと一つになりたいんじゃないのぉ」

遊矢「ならない！なるわけない！そんなこと絶対にさせない！」

ユーリ「おやおやぁ、でも心配してないよ。キミはきっとまたボクに夢中になる…。そして一つになるんだ。ユーゴのように」

遊矢「ユーゴ…！？」



遊勝「運命などない！未来は自分達の手で創るものだ！」

ユーリ「あれぇ？予言を的中させた人とは思えないことを言うねぇ。でも実はアレ、間違ってたんだよね」

遊勝「間違い？」

ユーリ「うん。だってボクの切り札は超融合じゃないし！！！」

遊矢「またハッタリを！」

ユーリ「本当さぁ。そいつを今から教えてあげるよ
でもその前に。ボクは墓地に存在するコーディセップスの効果を発動！このカードを除外し、墓地からレベル4以下の捕食植物ﾌﾟﾚﾃﾞﾀｰ・ﾌﾟﾗﾝﾂ2体を特殊召喚する。ボクが呼び出すのはセファロタスネイルとテッポウリザード！テッポウリザードが墓地から特殊召喚した時、1枚ドローできる。さぁ、皆注目…コイツがボクの本当の切り札！」



遊勝「超越融合！？」

ユーリ「あぁ、見せてあげるよ。コイツを使ったボク流のエンタメデュエルをね。自分フィールドに融合素材モンスターが2体存在する時、超越融合の効果によりボクはライフを1000ポイント払ってその2体を融合する！」

ユーリ「魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ。今ひとつとなりてその花弁の奥の地獄から新たな脅威を生み出せ！融合召喚！！現れよ！飢えた牙持つ毒龍！レベル8！《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》！」

遊矢＆ユート（共鳴）

ユーリ「これはまだ序の口。超越融合は今素材となったモンスターを攻撃力を0にして墓地から特殊召喚できる！テッポウリザードが墓地から特殊召喚した時、1枚ドローできる。そしてボクは超越融合の効果によってテッポウリザードをチューナー扱いにする！思い知らせてあげるよ。ボクはもうユーゴと一心同体だってことを！ボクはレベル4のセファロタスネイルにレベル3のテッポウリザードをチューニング！その雄々しくも美しき翼ひるがえし光の速さで敵を撃て！シンクロ召喚！！現れろ、レベル7！《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》！」

遊矢＆ユート　またもぐぁ〜！と共鳴

＜デュエル描写省略＞

ユーリ「慌ててそんなことしても無駄。ボクはスカイ・マジシャンを対象に《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の効果発動！これによりスカイ・マジシャンの効果は無効となって、その効果も奪い取れる。けど、それじゃつまんない。ボクのエンタメはキミ達の予想の上を行く！ボクは《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の効果発動！たった今効果を発動した《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を破壊しその攻撃力分、クリアウィングの攻撃力をアップする！」

零羅「攻撃力5300！？」

赤馬「アレで攻撃されれば例えスカイ・マジシャンは破壊されなくても2500の大ダメージ…！」

ユーリ「だからつまんないって、そんなの。ボクのエンタメはもっともっと楽しめなきゃ…ボク自身がねぇ！！ボクはアンタの魔術師の右手と魔術師の左手をコストに、手札から2つの永続魔法、破滅の花と破滅の実を発動！そして破滅の実の効果で《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の攻撃力を3000下げ、墓地から《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》を特殊召喚する」

遊矢＆ユート　またまたぐぁ〜！と共鳴

ユーリ「墓地からモンスターが特殊召喚された時、破滅の花の効果発動！攻撃力が下がっているクリアウィングを選択し、その元々の攻撃力との差分、相手プレイヤーにダメージを与え、スカイ・マジシャンの攻撃力も下げる！たった200かって思ってる？
いやいや…これから始まるのさ本当のエンタメが！
アンタにとっては生き地獄かもしれないけどね！ボクはスカイ・マジシャンを対象にスターヴヴェノムの効果発動！そしてクリアウィングの効果でそれを無効にし、スターヴヴェノムを破壊！その攻撃力分、クリアウィングの攻撃力をアップする！でも上がった攻撃力は破滅の実の効果で3000下げられ…それにより墓地からスターヴヴェノムを特殊召喚！！！」

遊矢＆ユート　n回目のぐぁ〜！共鳴

ユーリ「この瞬間！クリアウィングを対象に破滅の花の効果発動！元々の攻撃力との差、400を相手プレイヤーに与え、スカイ・マジシャンの攻撃力も400下げる！」

零羅「今度は400！」

赤馬「まさかこれを！？」

ユーリ「そうさ。続けるんだよォ！アンタのライフが尽きるまで！！！1回ごとにダメージは200ポイントずつ増えていくからぁ、6回…それまでアンタの気力が持てばだけどね！」

遊矢「やめろ…やめろー！」

ユーリ「いいねぇ。やっとボクに気持ちが戻ってきた。キミの父親をいたぶればいたぶるほどキミはボクを見てくれる。さぁ、続けよう！ボクのエンタメを！3回目！！！5回目！！！！！」

遊勝「わかっている。このまま闘い続けても勝利の可能性などないことは…！」

ユーリ「じゃあなんで続けるの。サレンダーすればいいじゃん！」

遊勝「例え勝てぬとわかっていても私はエンタメデュエリストの誇りをかけて、舞台に立ち続ける！この姿を遊矢に…我が子の心に焼き付けるために！遊矢は…私の息子は！決して──。」



ユーリ「うるさいよっ！！（激怒）アンタが何をしようが、彼はボクのモノだ！！誰にも渡さない！！だったら最後は派手に散ってもらおうかなッ。スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴォン？スカイ・マジシャンを攻撃！」

＜榊遊勝、LP0＞





【次回へ】