

ユーリ「ふははっ…。自滅デッキでペガサスへの挑戦権ポイントためて好きなデッキで報酬3倍に設定してあとはオートくんに任せるだけ!報酬のカードは今回は微妙だけどこんなに楽ちんなイベントはないよ」
黒咲「貴様、それでもデュエリストか……!」
ユーリ「リアリストだ」

ユーリ「そうそう。現実に即して物事を考え、処理する人。それがリアリスト。でもボクの場合は自分が楽しいと思ったことはとことんやるタイプ。そしてそれを邪魔するモノは誰だろうが何だろうが邪魔でしかないからこれまで人をカードにしてきた。そう!ボクは楽しいからやってるんだよ」
ユート「相変わらずというべきか…なんだろうな、だが…でも。今は…この
世界ではそんなことをしていない。遊矢たちとまたデュエルしたいと、お前は…素直じゃなかったな。そして「」の存在。少しずつ変わっている…皆、みんなだ」
ユーリ「なんのことだろうねぇ…あっ。そういえば思い出したよ。ユーゴとの約束を」
ユーゴ「えっ?……あっ…!」
ユーリ「そーう……。ボクは《クリアウィング・ファスト・ドラゴン》を
キミのためにちゃんとゲットしてきた。約束をちゃんと守った。ユーゴとの約束を!だけどユーゴ、キミはどうなの?」

ユーゴ「……っ。あっ、えっ……と……」

ユーリ「その様子だとボクとの約束…
デュエルキングになるを守れなかったようだね。ひどいなぁ…ボクはちゃんとキミとの約束…守ったのに。そしてキミはこうも言った!『
わかったぜ、ユーリ!任されたからにはやるしかないよなぁ!』と。残念…ガッカリだよ。罰ゲームと処刑、どっちがいい?」
ユーゴ「ぐっ……た、たしかに…オレはそう言った。そして12月中旬から年明けまでARC-Vのイベントが連続できたから…それでっ…!わ、悪かった…ごめん…ユーリ…お前はちゃんと約束守ったのに。すまねぇっ……!」

ユーリ「
罰ゲームと処刑。どっちがいい?」
遊矢「やめろっ!また(次元)戦争がしたいのか、お前たちはっ!!」
黒咲「待て。ユーリ…貴様がやろうとしている罰ゲームと処刑はおそらくユーゴに対してではなくユーゴに対しての当て付けで、その対象はリンだろう。そして…瑠璃に対してもッ!!」

ユーリ「いやー見事見事。さすが流石ッ。ふっ…」

ユーリ「
そうだよォ?」
黒咲「貴様のやろうとすることはすべてお見通しだ。だが貴様のターンはもう終わった。永続
罠!《
RR-ターゲット・フラッグ》の効果!」

黒咲「貴様自身の醜さとその心のさもしさを暴いてやる。ターゲット・フラッグを破壊!そして相手のデッキレシピを公開させるッ!」

デニス「えっ!?そのカードは…。シンクロ次元のフレンドシップカップでボクと黒咲…キミとのライディングデュエルでキミがボクの正体を暴くために使用した罠カード!そして効果は…『
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動する。自分はデッキからカードを1枚ドローし、お互いに確認する。その対象のモンスターがフィールドを離れた時、このカードを破壊し、相手の手札を確認する』だったはず。キミはボクの《
Emトラピーズ・マジシャン》を対象にして、ボクの手札にあった
融合魔法カードを公開させた。なぜ、カードの効果が変わっているんだ…?」
黒咲「
ここは俺の戦場だ。何でもありだ。さぁ、見せろ!先月のランク戦で挑んだ貴様のデッキレシピを!」

ユーリ「キミが見たかったのはコレでしょ?」


(ドンッ☆)黒咲「やはりな…!」
ユート「瑠璃のカードが……」
ユーリ「ふっ、くくくっ…!あぁ、そうだ。使っちゃったんだよ。黒咲の最愛の妹である瑠璃のカードをさぁ!!ははっ…!でもランクマにいってデュエルしていたのはユーゴだ。使用キャラをボクにして、ボクのテーマを使い、瑠璃のカードも使って、なおもっ!キングにはなれなかった!!そうだろ?融合くん」

ユーゴ「お前なぁっ…!」


ユーリ「ふっ…くくっ…ははっ!ははははっ!!黒咲ぃ…キミの妹の瑠璃のカードで、特殊召喚された自分のテーマのモンスターを手札に戻され手も足も出なく無様に敗北したこのデュエル…どんな気持ちだったぁ?」
遊矢「やめろー!ユーリ、どうしてまたそんな…黒咲たちに対してそうなるんだよ!?なんで…また…もうやめろォ!こんなの望んでいない、誰もっ…!」
ユーリ「それがこいつらの弱点だからだ。何度も同じことを言わせないでくれないかなぁ。邪魔なんだよ、どいつもこいつも…。遊矢たちはボク自身でもあるから…免じてあげるけどさ…ははっ。ふっ…ははっ……!」

ユート(………。届かないんだな、お前自身でもあるオレたちの言葉でも。ユーリを…本当の意味で救えるのは……)

ユート(やはり…「」…。お前の存在か…?)
茶番の番外編2025/01/04