(モソモソ)

(モグモグ…ゴクン)

セレナ「……ふむ。これがバレンタインデーの甘い…甘い、チョコレートというものか。
私は一日中デュエルをしたかったのだが…だが、この味…この…皆で、「」とも、こうやって甘いものを食べたり話したりするのも…デュエルとはまた違った楽しさを……感じるぞ」



(…ギュッ)



瑠璃「ありがとう、「」。この日を一緒に…柚子達とも過ごせて、本当に…嬉しいわ。
いつか夢見ていた平和で争いのない世界。夢は見るものじゃない、叶えるもの。私達には、それができた。できたのは…「」、あなたの存在がやっぱり一番大きいとずっと、今もそう感じている」



リン「私もっ!はい、「」。ほら、私からもお礼よ。失敗しちゃったかなって思ったけど何度も何度も作り直して、ちゃんとまたレシピを見ながら…そしたら、完成したのよ!
大切な人に贈る甘いお菓子が。これからも諦めたりしない!失敗は成功のもと。それに、私だってユーゴと同じく諦めが悪いのよ」



柚子「………」



柚子「ふふっ。よかった、本当に…!あ、セレナ!そっちのお菓子は遊矢達に渡す分だから食べちゃったら…!」

セレナ「私が食べるのではない!「」が食べるのだ!そう、私が食べさせてあげるんだ。こんなに美味しいものは、お腹いっぱいに、満腹になるまで食べなくては楽しめないぞ!」

柚子「あー、えっとね、セレナ…。カロリーとか腹八分目っていう言葉とかそういうのがあって……」

<柚子シリーズと「」のバレンタインデーは密かに行われていたのであった>


2025/02/15
茶番14(柚子シリーズとのバレンタインデー)