名前:糸師凛

シュート15回目

鯛茶あげる

(1人自室にて)


…プレゼントとかクソいらねぇのになんで受け取ってるんだ……

○○のあのしょんぼりした顔にどうにも弱いからか…

(ガサゴソと紙袋の中身を雑に取り出す)

……?
……コイツは、何だったか……確かあの頃教会で配られてた…


(青の細い糸で細かく組まれた紐のようなものを見て過去の記憶を手繰り寄せる)

…ああそうだ、結んで自然と千切れたら願いが叶うとか言うクソ非科学的な……、

………まあ、願い事なんか自分で叶えられるし俺には要らねぇが…付けといてやるか


(○○の顔を思い浮かべつつ器用に左手首に巻き付けゆっくりと3回結ぶ)
(きつく結んだミサンガを暫し眺めては徐ろに結び目に唇を寄せた)



……ハッ、なにやってんだよ俺は…

(指先でミサンガをなぞり自分を馬鹿にしながらも口元のニヤケは押さえられなかった)