名前:糸師凛

シュート15回目

鯛茶あげる

(……買いすぎた…)
(一人なのについでだからとティッシュやトイレットペーパーまで買ってしまい両手で持ちながら店を出ると)


あ!さっきのお姉さんっ

(ちょうど同時に出たのか近付いてきたさっきの男の子に立ち止まる)

いっぱい買ったんですね、持ちましょうか?

(いやいや、大丈夫だよ家近いから)

……え?もしかして歩いて帰ります?

(うん)

なら尚更だめです!俺持ちます!
さっきのお礼させてくださいっ

(思ったより力強く言われ遠慮するより先にレジ袋を持たれてしまった)

俺もこっち方面なんで気にしないでください
あ、俺潔世一って言います

(またぺこりと頭を下げる相手、潔くんに自分も名乗りつつ凛と同学年くらいだろうか?と考える)

ちなみに高2です!

(…凛より年上だった……)

…?

(あ、いや…家族?より、年上だったって思って)

家族……弟さんですか?

(いや…なんていうか……そんな感じ、かな?)

……へー、○○さん一人暮らしとかじゃないんですね
あ、たくさん買い物してるからそりゃそうか

(明るく笑う潔くんに、深く突っ込まれなくて良かった…とホッとしていれば家の近くまで来ていた)
(もうすぐそこだから、荷物持ってくれてありがとう)


あ、はい
…えっと、○○さん…あの

(ん?)

……LINE交換とか…してもらえたり…


(…驚いた、今どきの子ってこんなにフッ軽なのか?)

(……あ、うん、いいよ)
(いい子そうだしなんか断れないな、とスマホを取り出しQRコードを見せると)

!!やった…っ
ありがとうございますっ

(嬉しそうにLINE登録をしスタンプが送られスタンプを返す)

へへ、また今度都合があったらお話してください○○さんっ

(じゃあ!と片手を上げ走って帰ってく潔くんを見送り、凛にはバレないようにするか話すかどうしよう…と迷いながら家に入った)