名前:糸師凛

シュート15回目

鯛茶あげる

(冴の抑制剤の飲み方でまた言い合いをしてしまった)


だからほっとけって言っただろ
別に健康被害はねぇし、煩わしいヒートも来ねえんだからオマエも楽だろ

(そういう問題じゃないって何回言えば、こっちはパートナーとして…)

アンタは俺より上だって言いたいんだろ?
αだからって驕るなよ、そもそも俺がアンタといる理由は凛が居るからだ

(…驕ってないし解ってる)
(冴の為にと思って言っても裏に捉えられる、流石にプツンと切れそうになるのをどうにか堪えていると)




……兄ちゃんも○○もやめて、喧嘩しないでよ…

(冴と向き合っていれば後ろから抱きしめられ凛の悲しそうな声にハッとなった)

○○は兄ちゃんの体調とかメンタルに気遣って言ってるんだよ、偉ぶってないし…普段俺に接してる○○見てるんだからわかるだろ?

○○は絶対俺らを傷つけないし俺のことも兄ちゃんのことも好きなの、解ってよ

……俺だって○○も兄ちゃんもふたりとも好きだもん、喧嘩されたら悲しい……




……凛、

(…凛、)
(冴と同時に凛の名を呼び視線を合わせれば冴は目を逸らし数秒してまた合わせてきて)


……………悪かったよ
ただ、これを飲むのがルーティン化してるから
……量、減らすとこからやる

(……うん!無理しない範囲で少しずつやっていこう)

ん……、



はぁ……世話が焼ける…、

(やれやれ、としてるけど心底ホッとした様子の凛に礼を言おうとすれば)

兄ちゃんと○○は仲直りのキスくらいした方がいい

(は?)
(急に頭おかしくなっちゃった?と振り向けば凛の手で顎を掴まれ冴と向き合う形に戻され)




なに言ってんだ?
いつも○○は俺のだって息巻いてるくせに、頭イカれたか?




ひでぇな…
将来的には俺も兄ちゃんも○○と番になるんだし、そろそろそういうスキンシップした方がいいだろ?
それに俺の初めては○○にあげたし何回もキスしてるから兄ちゃんに少しくらいは○○をあげてもいいかなって

(凛の身体で押され冴と挟まれる形になり、いやいや急すぎるし待って、とストップをかけるも凛の力には敵わず顔を上向かされ)




り、凛、待て
話が飛躍しすぎてる、おい…頭を押さえつけんな引き寄せんなッ

(あ、冴も流石に焦るんだ、と頭の片隅でどこか冷静になりつつ)





(冴とのキスの実績解除をした)