……そうか。
お前が決めたことならそれでいいと思う。
何も心配せずに安心して眠れる場所が、お前の本当の居場所だ。
突然知らない場所に連れてこられて、不安も大きかっただろう。それでも人を惹きつける魅力がお前にはあった。
いつも人が集まる中心にはお前がいた気がする。
お前を介して集まっていた人間たちが、お前が帰った後にどうなるのかは分からないが……どうしていくのかは俺たち次第だな。
俺は、お前が残してくれたものを大切にしていけたらと思っている。
人との巡り合い、仲間と協力することの大切さ。これからも心に刻んで俺はこの世界で生きていこう。
……お前を忘れないためにも。
お前も、俺のことを忘れないでいてくれたら嬉しく思う。