名前:綾小路文麿

シマリスくんに苺をあげた回数21回

好きです先輩!

…行ったか…

(あれ、先輩、もう起きて大丈夫なんですか?姫様達、もう行っちゃいましたよ?)

途中から起きとったけど、
余計に騒がしなりそうやったさかい、…ずるして狸寝入りしとった
怪我は大袈裟に巻かれとるけどこれくらい大した事あらへん

それに、あの姫様に今更合わせる顔もあらへんしな…

(先輩、もしかして姫様の事ちょっと苦手だったりします?)

…じゃじゃ馬は一人で充分足りとる

(ちょ、それどういう意味ですか、)

"僕"には君だけ、言う意味や

(…!!)

(……先輩って、ほんとそういうとこずるいです)

…それはそれは
すんまへんなあ…

(むっ)
(ちょっと意地悪しちゃおう)

(…そういえば、先輩?)

なんや…?

(はじめての先輩からのキスが人工呼吸だなんて、…私ってそんなに魅力ありませんか?)

…!!
…あ、あれはその、違う…
そういう訳やなくてやな…その…

(言い分けの仕方が完全に浮気男ですよ、先輩)

…ッ、すんまへん…
あの時は必死で…

(しょぼんとしてしまった先輩に思わず吹き出す)

(ぷっ、あはは!)

…?…?

(いいですよ、ちょっとからかっただけですから)

(…先輩、助けてくれて、本当にありがとうございます)

(こうして先輩の顔をまた見れて、私本当に今幸せです)

っ…
いや…私も、はんが無事で、ほんまによかったと思うてます

(先輩…)

それと、その…はんに魅力がない…わけやないから…
なんならその…今から

…やり直し、する、か?

(えっ?)

(そ、それって…)

(先輩がちょっと恥ずかしそうに頷く)

(その頷きに、ドキドキする気持ちが流行りながらも、どうぞと言わんばかりに私はぎゅっと目を閉じる)

(だって先輩が、いつも釣れない先輩が…その気になってくれたのに、この機会を逃すわけにはいかない)

(…先輩が、私の顎をそっと持ち上げる)
(先輩の…)