車折「あれ、はん
そんなに焦ってどうしたんです?
さっきはよう寝てはりましたなあ」
(それどころじゃないんですよ!
仕事が…仕事が!!!)
車折「仕事…?
…あぁ!なるほど、
それなら自分の机行ってみ」
(え?)
車折「ええからええから」
(な、なんだろう…?)
(疑問に思いながら、自分の机に向かうと…)
(なんだろう、これ
メモ…?あ、先輩の字だ)
("仕事は片付けといた
あんまり無理せんように
悪戯して驚かせてしもて、堪忍"…?)
(どうやら心配していた仕事は
私を心配した先輩が引き継いで
片付けてくれたようだ
悪戯って、起こしてくれなかったことかな)
車折「見ました?
綾小路警部、"最近無理しとるんちゃうか"言うて随分心配しとりましたよ」
(そうだったんだ…)
車折「あぁ、せやせや
私も今日も早めに来たんですけど
その時は二人で仲睦まじく寝とりましたんで
ほらこれ、撮っときました」
(車折刑事が差し出したスマホには
私と綾小路警部が寄り添って寝ている姿が写っていた)
車折「ええ写真やろ?微笑ましかったんでつい撮ってしもたわ
…そういや綾小路警部、
目覚ましもなんもないのに時間になったらパッと起きて
さっさとはんの仕事終わらして自分の仕事行かはりましたわ
なんでも毎日きっかり同じ時間に目が覚めるんやとか
改めて凄いお人やな思いました
はん、折角警部が気いつかってくれはったんや、私らもやれることあったらいくらでも手伝うさかい
今日くらいは無理せんとな」
(先輩、起こしてくれるって言ったのに、…なんで起こしてくれなかったんだろう)