名前:綾小路文麿

シマリスくんに苺をあげた回数21回

好きです先輩!

(そう答えると、遠慮がちに麩が開き着物姿の先輩が現れて思わず息を飲む)

(こ、これは…か、かっこいい……かっこいいの暴力だ…流石公家出身…)

…?どうしたんや?ぼーっと惚けて

帯締めるんやろ?

ほら手ぇ上げて、バンザイや

ほなちょっと失礼します…

(先輩の手が私の腰に回り、手際よく帯をしめていく
先輩のお香みたいないい匂いが鼻を掠めた)

…そういや結び方は、色々ありますけど、これでええんか…?

(はい、これでお願いします)

……(キュッキュッ)

(ほんとに驚くほど手際が良い…)

…………苦しないか?

(大丈夫です)

はい、できましたで
ほら鏡みてみ

(うわー…ぴっちりと結んであって凄い綺麗…芸術だ…
すいません、こんなしてもらっちゃって…)

いや、構しまへん
……はん、綺麗やで

(…!)
(そう不意に囁かれ、ドキッとする)

…髪もちょっと解れとるな……
直すんでじっとしてくれやす…

(先輩は櫛で私の髪をまとめあげていく…ほんとに、驚くほど手際が良い…)

…次の非番の日に…簪買いに行くって約束、まだ有効やろか?

結局今日の今日まで非番が重なる日はあらへんで年越してしもたけど…

よかったら、初詣の前に行きまへんか?

…振り袖のはんに簪挿したら、さぞかし綺麗な事やと思うんですけど…

(もう忘れられたんじゃないかと思っていた提案に、思わず頬が緩む)

(先輩、覚えてて…くれたんですね…
もう忘れられちゃったかと思ってました…)

あ、当たり前や!はんとの約束…忘れるわけあらへんやろ?

待たせてしまって、えろうすんまへん

……今日は着物やさかい、ネクタイはまたの機会にお願いすることになってしまいますけど…

(…いいんです、そのほうが沢山先輩と一緒にいれるじゃないですか)

(はい、どうぞ)