名前:綾小路文麿

シマリスくんに苺をあげた回数21回

好きです先輩!

(すごい煙…それに窓ガラスが割れた破片や瓦礫もそこら中に散らばっている)

(どうやら先程の銃撃の影響で爆発がおきたらしい)

(気をつけないと怪我をしてしまいそうだ)

(きゃっ)
(足を取られ、転んでしまう)

(い、痛…ッ)
(どうやら膝でガラスの破片を踏んでしまったらしい…ズキズキとした痛みが足の力を奪っていく)

(…ミシ)

(…?今、天井から、嫌な音がしたような…)

(ガラガラガラ…)

(!)
(崩れる、逃げなきゃ…!)

(ズキッ)

(先程の怪我が痛み、足から力が抜け
運悪く瓦礫に捕まってしまう)

(噓…)
(足が挟まったみたい…)

(どうにかして抜こうと体勢を変えつつ試してみるが、一向に抜ける様子はない)

(ゲホッ、ゲホッ)

(それどころか煙を直接吸ってしまったせいか、意識まで朦朧としてきた)

(はあ…今日、バレンタイン、だったのにな…)

(私、このまま、先輩と話せないまま、死んじゃうのかな…)

(私が死んだら、先輩は悲しんでくれるかな…)

(せんぱい…せんぱい…っ)

(とめど無く大粒の涙が溢れてくる)

(こんなに子供みたいに泣いたの、いつぶりだろう)

(もう目の前すら真っ暗になって見えないけれど)

━━━━あぁ、また泣かせてしもたな

(…?)
(あれ、今、…誰か…)
(誰かに、涙を拭われたような…)


━━━沢山の幸せで僕ごと

(あ、やのこうじ、せんぱい…?)
(ドクン)
(頭の中に反響するその声に、止まりかけていた心臓が再び脈打つ)

"埋めて"しまえばいい

(口に、柔らかいものが当たる)
(んっ…ぷは、ゲホッゲホッ…)

(空気が逆流し、目に光が戻ってくる)
(ともかく、先輩と姫様を探さなきゃ…)