(怖くて目を瞑っていた目をそっと開けると、眼下にはいつもは見上げていた街がみえた)
(怖ぁーっ!?)
(本来なら警察なので
宝石を守る為に抵抗しなければならないのだが、
今抵抗しては死ぬと本能が警鐘を鳴らしているのかとっさにキッドを掴んだ手に力が入る)
そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ
警察なのに案外怖がりなんですね(クスッ)
あ、暴れ無いでください
いくら私とは言えあまり抵抗されては
落としてしまうかもしれませんから
あぁ、そうだ
ちょっと胸元失礼しますね(ゴソゴソ)(カチンッ)
(うひゃあ!?)
(ダミードレスの胸についた宝石を探り、器用に外したかと思うと
キッドは月に宝石かざした)
うーん
これも違う…か…
(?違う?それ本物ですよ?だから私ごと盗んだんでしょう?)
いや、私が求めているものとは違うというだけの話です
それではこれはお返ししますね(ゴソゴソ)(カチンッ)
(え?返してくれるんですか??)
ええ、私にはもう必要のないものだ
それにほら、
王子様のお迎えが来てますよ?
(え?)
(キッドに言われて下を向くと綾小路先輩が追いかけて来ていた)
いきますよー!
綾小路先輩「!?まさか落とすつもりなんか!?」はい!きちんと受け止めてくださいねー
あやのこーじセンパイ♪(ポイッ)
(えっ!?嘘!?
嘘ぉーっ!!?!?!?!?)
(怪盗キッドめ、いくら低空飛行とはいえ落 と し や が っ た )
(ヒュー)
綾小路「ーーっ!!」
(ドサッ)
綾小路「ゲホッゲホッ、はあっ、
なんと…か…間に合った…な…」
(せん…ぱ…い
先輩ー!
うわぁあん!怖かったぁあ!)
(先輩は肩で息を切らしながらも、きちんと私を受け止めてくれた)