名前:綾小路文麿

シマリスくんに苺をあげた回数21回

好きです先輩!

(チュンチュン…)

(んん…もう朝…)

(あれ…?ここは…?)


(そうだ…私、先輩の家に来て先輩を看病してたんだった…)


綾小路「あぁ、はん、起きましたんか」


(あれ、先輩、もう大丈夫なんですか?)


綾小路「はんが丁寧に看護してくれたお陰でこの通り元気になりました、ほんまにおおきに助かりました」


(良かったです…!ってあれ、先輩なんでスーツ着てるんですか?)


綾小路「治ったから仕事に…」


(行こうとしてるんですか!?ダメですってまだ寝てなくちゃ!)


綾小路「一昨日も突然の事やったし、
流石にこれ以上休んで迷惑かけるわけにはいきまへん」


(それは余りにも真剣な眼差しで
仕事への責任感や情熱伝わってきた)


(し、仕方ありませんね…、但し無茶は控えて下さいね?この間みたいに倒れられちゃ嫌ですからね)


綾小路「お安い御用や
さ、朝ご飯食べて、はんも用意して仕事や」


(…はい!)


シマリスくん「きゅー!」


(ふふ、先輩、シマリスくんも行きたいって言ってますよ)


綾小路「シマリスくんも元気になったみたいで、良かったです
なら一緒に出勤やね」


(うわ、先輩の作った朝ご飯美味しいですね!)


綾小路「せやろか…?
私ははんの作ってくれたお粥とすりりんごが今まで食べた中で一番美味しかったと思いますけど…」


(ええ!?そ、そんな言い過ぎですよ!?)


(私が驚いていると、先輩は私の手を掴み真剣な表情で私を見つめる)

(思わず顔に熱が集まった)


綾小路「不思議やね…どんな高い料理も、
どんな高い食材も…
誰かが自分を思って作ってくれた料理には勝てへん…
それも、自分も思っとる人やったら尚更…

…なあ、はん…私の……」


(ピンポーン)


車折「綾小路警部!迎えに来ました!大事ないですか!!」


綾小路「…残念、今日はおあずけみたいや…熱に浮かされた勢いで言おうとした罰やな…
また今度しっかり話します」

(先輩は掴んでいた私の手を離し、
おどけたように手をヒラヒラさせて
そう囁いた)

(…?)
(先輩は最後に、一体何を言おうとしてたんだろう…?)
彡とある日の朝