名前:綾小路文麿

シマリスくんに苺をあげた回数21回

好きです先輩!


(ザアァァァァ━━━━━…)
(風が吹き上がる、あの時のような風が)
(特徴のある人影がこちらを向いた)
(もう、葉が茂っているというのに)
(━━━満開の桜が、見えた)

(…!!! 先輩…? )

…!!!
はん…?

(せんぱ、どうして…)
(どうしてここに、と言おうとして突然溢れ出た涙で声が出なくなる)

……泣かんといてや、
昔から、君の涙には弱いんや

(近付いて来た先輩が手で私の涙を拭う)

…私は早く起きた日は何時もここに寄ってから出勤しとるんや

━ここは私、いや僕の、
僕の大切な人を守れるような
警察になるっていう決意を決めた、大事な思い出の場所やから…

(せんぱい、それっ、て…)

やっぱり、君やったんやな

━━━僕の、"はるのようせいさん"は、

(…!!! せんぱい、
そうです、そうです、私、私…っ!
私今まで、忘れててっ…)

大丈夫、大丈夫や
焦らんでええ、ゆっくり思い出せばいい
待つのは馴れとる

(先輩が抱き締めて頭を撫でてくれる)
(その手の優しさはあの時と何も変わらなくて、更に涙が溢れ出た)

(せんぱい、せんぱい、)

あぁ、僕はここにおる、おるよ
ずっと、ずっと君の傍に

(せんぱい、わたしも、私もここに居ます
ずっと、ずっと先輩の傍に…先輩の傍にいたいです…!)

あぁ、あぁ、僕も、僕もや
願わくばこのままずっと、もう二度と
君を離したくはない 

…はん

(先輩が私の両手を取り、
何時になく真剣な顔で私を見つめる)

━━僕と…いや、
私と付き合ってくれへんか


◇…っ、せんぱい、あた、あたりまえじゃないですか…!ずっと、ずっと待ってたんですよ…!
◇…?人影…?