名前:綾小路文麿

シマリスくんに苺をあげた回数21回

好きです先輩!


(最後の断末魔が聞こえた)

(歯がガチガチ震えるのを堪えようと唇を噛んだ)

(駄目だ、今音を立てては)

(バレてしまう、殺されてしまう、
私も同じ様に同じ様に同じ様に同じ目に)

(眼前の、光の隙間が広がる)

(嫌だ嫌だ嫌だ、このままでは、
殺されてしまう、
殺されて
…?)

(誰かが腕を優しく掴み、私をクローゼットの中から連れ出す)

『━━━く、━━ろ』

(…?)

(手を引かれ、そのまま何処かに連れて行かれる)

(薄暗い森の中、冷たく土を踏みしめた)

(手を離した誰かが、私の背中を押すそれに促されるように)

(それが誰かなんて助かればどうでも良かった
私は走った)

(足に刺さる枝も気にせず、
なりふりも構わず森を駆け抜けた)

(殺されてたまるものか)

(━━生き延びて絶対に復讐してやる)

(そう固く心に誓った)
№記憶ノート02