カリム:なあジャミル、今日のユウなんかいい匂いしなかったか?授業で隣に座ったら、あいつの方からフワ〜ってほんのり香ってきてさ。
あれって多分ジャスミンの香りだし、熱砂の国の香水かな?……ああでも、オレが今までに嗅いだことない香りだったんだよなあ。
ジャミル:当たり前だ、あれはお前が使うような価格帯のものじゃない。もっと大衆向けの商品だからな。
まあ熱砂の国で作られた、という部分は当たっているが……。
カリム:……ん?
あれ、もしかしてユウの香水ってジャミルがあげたもんなのか?やけに詳しいな。
ジャミル:……………いや、俺も授業後ユウに訊いただけだ。いい香りだったから気になってな。