！
……どうしたんだ、急に。具合でも悪いのか？
もし暑さがキツいなら屋内の方に……おい、聞いてるか？
……ユウ……？

（見上げるこちらの不安げな眼差しに気付いた彼は僅かに困惑したように瞬きをし、やがてゆっくりと距離を取るように肩へと触れた。）

ユウ、一度離れてくれ。
……大丈夫だ、別に逃げたりしないよ。
場所を変えよう。ここだと人目が気になって君の話に集中できない。……君だって、無遠慮な好奇の目に晒されるのは嫌だろう。ここにはデリカシーのないやつが多すぎるからな。

そうだな……もし君に抵抗がないのなら、事の経緯は俺の部屋で説明してくれないか？あそこなら静かだし、落ち着いて話せるぞ。