そうだな……入学式で初めて君を見たときは、正直カリムを狙う刺客の可能性を考えていたよ。
扉から自力で出てきた時点で相当実力のある魔法士だと思ったし、隣には炎を吹く使い魔までいたんだ。君の言動にはかなり警戒したな。……まあ、それもすぐに杞憂だとわかったが。
……そう言う君こそどうなんだ?
確か初めて俺たちが会話をしたのは、マジフト大会の少し前だったよな。食堂で、先輩方と一緒に俺の怪我について訊ねてきたとき。
あのとき、俺のことはどう思ったんだ。
……いいじゃないか、聞かせてくれても。俺だけ話すなんて不公平だろう?
ほら、どんなことを言われても怒らないから教えてくれ。