……そう言われて、俺が君のことを犬猫や子どもにするように甘やかすと思っているのか?
まったく……するわけないだろう、そんなこと。恋人でもあるまいし。……いや、まあ仮に付き合っていたとしてもこんな往来の場でスキンシップなんて取らないが。
(意気消沈したこちらが俯くと、呆れたような溜め息と同時に彼の手のひらが頭へと乗せられた。)……それで?どうしたんだ、急に。君がそこまでしおらしくなるなんて珍しい。
いつも誰かしら傍にいる君が、今更人恋しくなるとも思えないんだが……なにかあったのか?
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元の世界の夢を見ました