名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

瓶?……ああ、ジャムの瓶か。
いいぞ。ほら、貸してくれ。
……懐かしいな、妹にもよくこんな風にせがまれたよ。
君も見るからに非力そうだし、毎回ジャムを使う度に苦労しているんじゃないか?

まあ縁や底を叩いたり、蓋を温めたりして開ける方法もあるにはあるが……不器用な君だと少し不安が残るな。そのまま瓶を破壊してしまいそうだ。

(揶揄するような口調に不服さを露わにすると、愉快そうに目を細めた彼がこちらの頭の上に開封した瓶を置いた。)

ふっ……ほら、開いたぞ。
今度、キャップオープナーを持ってきてやるよ。
女性でも使いやすそうな物を見繕ってくるから、今後はそれを使って開けるといい。