ジャミル:まったく……ユウのやつ、大声で呼び掛けても揺さ振っても起きないとはな……。
カリム:心配だよなあ。昼飯食って眠くなるのはわかるけど、あんま寝すぎると夜に目が冴えちまうだろうし……。
ジャミル:いや、それはこの際どうでもいい。
……忘れたのか?今日は「ファブリック類の洗濯を手伝う」という条件で昼食に招いたんだぞ。ちゃんと午後から働いてもらわないと困る。
カリム:あっ、そういやそうだったな!ユウにはラグとクッションをお願いしようとしてたんだった。
……う〜ん、でもなあ……こんなに気持ちよさそうに寝てるのを見ると、起こすのが可哀想に思えてきて……。
……………。
なあ、ジャミル。手伝いをお願いするのはまた今度にして、今日はこのまま寝かせてやろうぜ。
もしかしたら最近疲れてたのかもしれないしさ。
ジャミル:はあ……言うと思ったよ、このお人好しめ。
……だがまあ、寝惚けたやつを働かせてもロクな結果にならないか。
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