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名前:ジャミル・バイパー
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うっとりです
──へえ……いい歌だな。
(背後から突然声を掛けられ驚いて振り返ると、そこには穏やかに目を細めた彼が立っていた。)
なんだ、やめなくてもいいじゃないか。
……今のは君がいた異世界の歌なのか?
あまり馴染みのない曲調だが、不思議と心が落ち着くな。ずっと聴いていたいくらいだ。……まあ、君のその様子だと無理な話だろうが。
……さて、そろそろ風が冷たくなってきたな。
君も中へ戻った方がいい。……ほら、談話室に行くぞ。