名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

!それは……。
すまない、確かに俺の物だ。昨日オンボロ寮のゲストルームに忘れてしまったのか。
わざわざありがとう。君も忙しいだろうに、手間を掛けさせたな。

(セット一式を受け取ろうとした彼の手が不意に止まると、そのままこちらの手の甲へとそっと触れた。)

……ユウ、この傷は?

さっき転びました