名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

(言い終えた瞬間世界が反転し、視界に映ったのは普段よりも感情の読めない彼がこちらに覆い被さる姿だった。)

──怖いか?ユウ。

当然だろうな、軽い冗談のつもりがこんなことになったんだから。
魔法が使えなくて力も弱い君では、俺を振り払うことなんてできないだろう。
このまま俺が"その気"になれば……どんなことになるか、わかるな?

ごめんなさい……