名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです


……なんだ?

(肩が触れ合った瞬間驚いたように目を瞬かせた彼は、こちらと僅かに距離を空けてソファーに座り直した。)

ああ……そういえば君もカリムと同じ人種だったな……。
顔の広い君が他寮でどう過ごしているのかは知らないが、あまり気安く男の傍で寛ぐものじゃないぞ。
少なくとも、スカラビアではちゃんと距離感を弁えて行動してくれ。