名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

ふうん……?

(首を傾げてこちらを見つめていたが、やがて彼の手のひらがそっと頬に当てられた。)

……ふっ、熱いな。
からかわれているのかと思ったが、どうやら違うみたいだ。
ありがとう、ユウ。君から好かれて悪い気はしないよ。
……まあ、この学園の大多数の男がそうだろうけどな。