ふっ……そんなに必死にアピールしなくても知ってるよ。
……だからこうして君を迎えにきた。

実は、カリムが今夜君の誕生日を祝う宴を開きたいと言っているんだ。

ああ、心配しなくても音楽隊や動物は呼んでいないぞ。カリムは手配したがっていたが、あまり盛大にしすぎても君が畏縮してしまうと思ったからな。

……プレゼント？
もちろん用意しているが……俺が渡すのは一番最後にするよ。君は今日大勢の人間から贈り物を貰うんだろうが、その最後が俺だ。
君を一番喜ばせる自信があるからな。楽しみにしていてくれ。