……ミドルスクールの頃、俺がお菓子を貰うと当然のように一緒に食べようとするやつがいたんだ。ちょうど、今の君のようにな。
まあ……君は一口だけで済む分、あいつよりも余程可愛らしいが。

こっちが食べたくなったのか？
確かに今回はフレーバーの種類を多めに用意したが……ははっ、まさか裏目に出るとはな。
君は食いしん坊だから、一つに絞り切れなかったか。

……いいぞ、一口だけな。
まだ口は付けてないから安心しろ。