名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

へえ……今時珍しいな。
ありがとう、受け取るよ。
……こんなに可愛らしい便箋、購買で売っているのを見掛けた記憶がないが……もしかして麓の街まで行って買ったのか?……俺に渡すために?

(気恥ずかしさを抑えつつ頷くと、彼は満足そうに目を細め手紙を制服のポケットにしまった。)

ふうん……どんなことが書いてあるのか楽しみだな。
今夜、寮に帰ってからゆっくり読ませてもらうよ。