ジャミル:──へえ……ナイトレイブンカレッジの映画研究会、ね……。
ヴィル:ええ、そうなの。撮影のために絹の街を訪れたんだけど……この学園の噂は以前から聞いていたから、是非内部を見学させてもらいたくて。
来客用受付を探していたら、つい建物の素晴らしさに目を奪われて迷い込んでしまったのよ。
ジャミル:そういうことだったのか……。
まあ客人の案内ならば、生徒会長を務めるこの俺が直々に……ん?
(不意に彼と視線が交わると途端に苛立たしげに眉を寄せ、こちらの腕を手荒く引き寄せた。)ジャミル:お前……さっきから見掛けないと思ったら、主人である俺ではなくてこんなやつらの面倒を見ていたのか。
はあ……大方、迷い込んだこいつらに泣き付かれて学園に入れたんだろう。まったく、お前のお人好しにも困ったものだな……。
……おい、この服はなんだ?いつもの制服はどうした。
このデザイン……まさかこいつらに貰ったのか?
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!?