名前:ジャミル・バイパー

29

うっとりです

ああ、もうそんな時間か。
帰り支度は……できているようだな。
よし、じゃあ行こうか。

?なんだその顔は。
客人を見送るのは当然だろう?……まあ特に、君の場合は巻き込まれ体質だから一人で帰らせるのが怖いというのもあるが……。
端的に言えば、このあと君になにかあって俺の目覚めが悪くなるのは避けたい。それだけさ。

鏡舎……いや、寮までが確実か。送るよ。
君にとっても悪い話ではないし、構わないだろう?