名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

まさか。……お前が淹れたお茶はどれも甘さが足りない。
いい加減、主人の好みくらいちゃんと覚えろ。お茶の一杯も満足に用意できないなんて従者失格だぞ。

(一度大きな溜め息を吐いた彼は、自らカップに砂糖を入れて掻き混ぜていった。)

……ほら、俺の好みはこれくらいだ。

よ、よく見えなかったです……