名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

なんだ、わざわざ持ち帰り用の容器を持参したのか?随分と用意がいいんだな。
まあ、そこまで俺の手料理を気に入ってくれたなら作った甲斐があったよ。

もちろん、余った料理を持ち帰るのは構わないぞ。
君は確か、あのシーフードソテーが好きだったよな。ああ、あとは羊の丸焼きもか。芋と豆のペーストも余っているから、一緒にパンに挟んで食べても美味しいぞ。
……せっかくだ、冷凍で保存してある薄焼きのパンをいくつか持っていくといい。用意するよ。

(キッチンに向かう彼を慌てて引き止めると、こちらの意に気付いたのか緩やかに目を細めた。)

ん?……ははっ、それだと残り物じゃないって?
別に構わないさ。君に渡す量なんてたかが知れているし……どうせなら、君には一番美味しい方法で食べて欲しいからな。
……好きだろう?薄焼きのパンに、肉とペーストを山程挟んで食べるの。