名前:ジャミル・バイパー

29

うっとりです

──ユウ……おい、ユウ。起きろ。
君、すごい汗だぞ……大丈夫か?
……ああもう……ほら、泣くな。今のは夢だよ。

(汗で張り付いたこちらの前髪を優しく除けると、宥めるように数回目元へとキスを落とした。)

寝ている間、何度も俺の名前を呼んでいたが……なにか変な夢でも見ていたのか?

ジャミル先輩が死んじゃう夢を……