……と言うと、君の髪のことだよな。
それはもちろん構わないが……俺の好きなように結んでいいのか?
(こちらが頷きつつ背中を向けて座れば、どこか楽しげな声色の彼が優しい手付きで髪に触れ始めた。)ふむ……前々から君のヘアアレンジができたら、と思うことはあったんだが……いざ任せられると迷ってしまうな。
……これだけ綺麗で柔らかな髪なんだ。普通に結うだけでは味気ないし、なにより勿体ない。
かと言って、華美なアレンジは君の素朴で愛らしいイメージに合わないし……。
ここは思い切って前髪やサイドに編み込みを入れてみても……いや、それは流石に"俺"を主張しすぎか……?カリムのやつはともかく、頭の回る寮生には勘繰られそうで面倒だな……。……ん?いや、なんでもない。
そうだな……少なくとも、しっかりと結うよりも緩く束ねた方が君に似合うとは思うんだが……。
どうせなら雰囲気に合う髪飾りも着けてやりたいし……。俺の手持ちの中で女性が身に着けても違和感のない物はあるから、それを使ってみてもいいか?
今用意するよ。
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魔法を使って結ばないんですか?