名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

……君に?

ふっ……なんだ、バレていたのか?
取り繕っていたつもりだが、案外よく見ているんだな。
ああ……それとも相手が恋人である俺だから、感情の機微には敏感になるのか?だとしたら、随分と健気でいじらしいじゃないか。

……そういうところだよ、うんざりしているのは。
最初は男慣れしていない初心な反応も多少は楽しめていたが……君は俺がなにを言っても素直に受け入れるばかりだろう?すべてが受け身でワンパターンだし、なんなら最近は俺に対して依存気味だ。
ただでさえカリムの世話で忙しい俺に、この上さらに言動が重苦しい恋人の面倒まで見ろと?ハッ、冗談じゃない。

まあ……黙っていればいいものをわざわざ指摘したということは、君も俺との関係を終わらせたいんだよな?
明日からはまた、ただの"先輩と後輩"に戻って──

ぐすっ……