名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

ん……なんだ、今回もか?
君は本当に甘えながら寝るのが好きだよな。泊まる度にそうやってねだるから、流石に覚えたよ。

するのは別に構わないんだが……男の硬い腕なんて寝心地はよくないだろう。明日、首が痛くなっていても知らないぞ?
……なんて、それこそ今更か。
俺がなにを言っても、君は構わずくっつきたがるよな。
……まあ、そういう甘えたなところも可愛らしいんだが。

(機嫌のよさそうな声色で話しつつこちらが寝やすいように軽く腕を広げた彼は、視線でベッドへと上がるよう促した。)

──ほら、どうぞ?