無茶を言うな。
この学園のどれだけの生徒が君を狙っていると思うんだ。君の隣いるだけで、ほぼ毎日のように怨嗟の眼差しを向けられているんだぞ。……まあ取るに足りない連中ばかりだし、興味もないが。
……ただ、矛先が必ず俺に向かうとは限らないだろう。
ヤケを起こした馬鹿な男が、君に手を出す可能性だってある。……君を確実に守るためにも、危険な芽は摘んでおく必要があるんだよ。
わかったら、この手の諍いは俺に一任してくれ。君を巻き込みたくない。
そもそも、ちゃんと教師陣にはバレないように立ち回ってるし……構わないだろう?