なんだ、まだわかっていなかったのか？
君が一番身を以て実感していると思ったんだが……俺も案外上手く隠せていたということか。
……強い方だぞ、独占欲。
学園内ではそれを表に出さないようにしているだけで、許されるなら君の時間をすべて独り占めしたいくらいだ。

……それで？
まさか恋人相手にこの手の話題を訊いて終わり……なんてことはないよな。

さあ、今この場には俺たちしかいないんだ。
存分に君を独占させてくれ。