名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

!……こら、危ないだろう。
まったく……君の甘えたにも困ったものだな。

まあ君のことだから、ちゃんと俺が包丁を置いたタイミングを見計らったんだろうが……それでも怪我をさせてしまう可能性はあるんだぞ。

頼むから、そういうスキンシップは料理の支度が終わってからにしてくれないか?
その方が俺も落ち着いて君と触れ合えるし……なにより、君から仕掛けられてばかりなんてフェアじゃない。

(腹部に回していたこちらの手を撫でると、そのまま戯れるように指を絡めた。)

……わからないか?
俺からも君に触れたい、と言っているんだが。