名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです


……………。

(こちらの言葉に目を瞬かせた彼はなにか言いたげに口を開いたが、結局言葉にすることはなく代わりに小さく頷いた。)

わかった、今晩はオンボロ寮に泊まらせてもらうよ。
一度スカラビアの方へ戻って準備をしてくるから、少しだけ待っていてくれ。今日はカリムの夕食の支度も、課題の手伝いも終わってないんだ。それを済ませてから戻ってくる。
夕食はカリムの分と合わせて多めに作るから、それをこっちで食べよう。

……それでいいか?

断られると思いました……