……ユウ、おいで。
こうして触れ合っていると、不安や疲労が緩和されるんだよな?……いつだったか、君がそう言ったのを覚えているよ。
……どうだ。効果はありそうか?
(頷きつつ胸元へと顔を埋めると、穏やかに微笑んだ彼はこちらの髪をゆっくりと撫でた。)
俺はなんの前触れもなく家族や友人に会えなくなった経験なんてないから、君の気持ちに上手く寄り添えないかもしれないが……。それでも、"この世界"で一番君のことを想っている自信はあるぞ。
元の世界に行き来できるような方法が早く見つかればいいんだがな……。それまでは、俺が家族や友人の分まで君を大切にするよ。約束する。
……明日、学園長に発破を掛けてみるか……。