名前:ジャミル・バイパー

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うっとりです

君に?
まあそれくらい構わないが……もしかして、先週「美粧の街」へ行ったときに興味でも湧いたのか?……だとしたら、俺としても都合がいいな。
……いや。一度君に、手の込んだ華やかなメイクをしてみたかったんだよ。

君は普段から、デートのときもナチュラルな雰囲気のメイクだろう?
もちろんそれも可愛らしくて好きなんだが……俺の手で、大人びた雰囲気になる君も見てみたい。
……俺に頼むということは、当然俺の好きなようにしていいんだよな?

(向けられた問いにワクワクしつつ頷くと、楽しげに目を細めた彼は机に向かって歩き始めた。)

わかった、少し待っていてくれ。
……メイクが終わったら、今日はそのまま麓の街まで行こうか。