……そうか、バイパー先輩と……!
よかったな、ユウ。おめでとう!
バイパー先輩はいつも冷静で頼もしくて……副寮長はってるくらいすげー人だから、きっとお前のことも幸せにしてくれるはずだ。
僕も自分のことみたいに嬉し……、……?
(不意に黙り込んだ彼の名前を呼び掛けると、本人は不思議そうに首を傾げたままなにやら長考していた。)あっ……いや、なんでもない。
ええと……ひとまずユウには恋人ができたんだし、これからはあんまりお前と二人きりにならない方がいいかもしれないな。
好きな子が自分以外のやつと仲よく話してるなんて、きっとバイパー先輩も嫌だろうし。……うん。
……僕だったら嫌だな、絶対に。
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