……へえ。君みたいなお人好しにそこまで言われるなんて、その"みんな"とやらは相当酷いことをしたらしいな?
(俯くこちらの顎を指先で掬い上げると、宥めるように唇へとキスを落とした。)
……可哀想に。
君から向けられる好意の価値もわからない馬鹿な連中に、無遠慮に搾取されて、傷付けられて。
悲しかったよな?
悔しかっただろう?
……でも、もう大丈夫だ。俺がついているからな。
そんな愚かな人間に、君が煩わされる必要なんてない。
──嫌ってもいいんだぞ、ユウ。
友人も、クラスメイトも、上級生も、教師も。
君の人生に、俺以外の男は必要ないからな。