ふっ……その発言がもう既に可愛らしいんだが、その自覚はないのか?
……君は可愛いよ、ユウ。
もちろん容姿も、声も、仕草も……君のすべてが可愛らしいんだが……俺のために慣れないメイクや料理を頑張ってくれている、いじらしいところも可愛くて好きだ。
ひたむきに努力するわりに、ツメが甘くて少し抜けているのも気に入ってる。……子どもみたいで可愛らしいよな。
あとは──
(つらつらと並べられていく気恥ずかしい内容に慌ててストップを掛けると、揶揄するように目を細めた彼は首を傾げた。)
なんだ、もういいのか?
君の可愛らしいところは、まだたくさんあるんだが。
……その赤くなった顔も可愛いな、ユウ。