──いい表情だな、ユウ。
いつもの間抜けな……有象無象に向けるヘラヘラした笑顔よりも、今の顔の方が余程魅力的だ。
……怖いか?俺に捨てられることが。
(問われた内容に頷けば、満足げに目を細めた彼がこちらの頬をゆっくりと撫でた。)
ははっ……そうだよな。
お前は俺のことが好きだから、傍にいたいよな?
……甘えたなお前のことだ、どうせ「片時も離れたくない」なんて子どもみたいなことを思っているんだろう。夢見がちな考えだとは思うが、まあお前らしくて悪くない。
お前は……このままずっと"ここ"にいて、死ぬまで俺とともに在りたいんだよな?
ふっ……従者が主人に敬愛以上の感情を抱くなんて、ほとほと呆れるが……そんなお前を拾ったのは俺だからな。
飼い主として、責任を持って最期まで面倒を見てやるよ。