っ……!
〜〜っ、……………はあ。
(開かれた彼の口は結局なにも発することがなく、代わりに脱力したような溜め息を一つ零すとこちらの肩に凭れ掛かってきた。)
……なんなんだ、君は……。
普段はベッタリ甘えてくる癖に、こういう……俺が疲れているときに限って……。
俺を甘やかして、駄目にする気か……?
──君にそうやって触れられると……なにもかもどうでもよくなる。
やらなければいけないことをすべて忘れて、このまま……手放しで君に甘えたいと思ってしまう。……そんなことをしたら、あとが大変だってわかっているのにな。
……本当に、君といると調子が狂うよ。